MarkLogicは、検索エンジンを内蔵したデータベースで、サイロからデータをロードして、そのデータをすべてクエリできる単一のプラットフォームを提供します。MarkLogicでは、標準のクエリのインデックスを構築して設定する時間と労力が少なくて済み、他のデータベースのような全文検索用のビルトインの検索エンジンも不要です。
MarkLogicでは、「何でもクエリ可能」ユニバーサルインデックスを使用して、データのロード時に即座にインデックスが付けられるため、すべてのデータに対して即座にクエリを開始できます。
MarkLogicは、検索を念頭に基礎から設計されています。MarkLogicのメリットは、洗練されたインデックス付けと、インデックスをオフにした場合のクエリ実行時の卓越したパフォーマンスです。すべてのデータには、MarkLogicの「何でもクエリ可能」ユニバーサルインデックスを使用して、読み込み時に即座にインデックスが付けられ、ユーザーのニーズに基づいてオン/オフを切り替えることができるインデックスも追加されています。
ユニバーサルインデックスにより、ドキュメントの読み込み時に、単語、語句、関係、値などのコンテンツと構造に即座にインデックスが付けられます。
コンテンツ、実行するクエリの種類、パフォーマンス目標に応じて、レンジインデックス、位置情報インデックス、トリプルインデックス、リバースインデックスのオンとオフを切り替えます。
JavaScript、XQuery、SPARQL、SQLを使用してデータを検索し、一貫性のある完全なデータビューを提供するトランザクショナルリポジトリを瞬時に検索し、1秒以内に結果を表示します。
読み込み可能な言語は 200 以上。主要言語については、トークン化、コレーション、ステミングなどの高度なサポートが利用できます。
ビルトイン検索はデータ統合に極めて有効です。MarkLogicにロードされた新規データを即座に検索して検出し、ハーモナイズ時にデータを追跡することもできます。
ビルトイン検索は、アプリケーション開発にとっても非常に便利です。高度なクエリを効率的に実行しなくてはならないトランザクショナルアプリケーションや分析用アプリケーションを構築する場合や、Google風の検索機能をアプリケーションに組み込む場合に活用できます。
MarkLogicには、エンタープライズグレードの検索エンジンに期待される主要な検索機能がすべて備わっています。これらの機能について以下に示します。詳細については、検索ガイドを参照してください。
単語または語句検索、ブール論理、ステミング、ワイルドカード、大/小文字の区別、句読点の有無、発音記号の有無、検索語の重み付けなどが利用できます。
単語や語句の入力時に関連候補などが表示されます。
さまざまなデータベースソースにおいて、指定した複数個の要素の関係性を探します。
コンテンツだけではなく、データ構造も検索できます。ドキュメントの階層に含まれている特定の XMLタグを検索します。
カテゴリごとに集計した度数をサイドバーに表示します。
ドキュメントのスニペット(一部分)を表示することで文脈を提示します。
検索語または検索語句を結果内で強調表示します。
検出された語のうち近接性(距離)が近いものを、結果の上位に表示します。
語の出現頻度や他の変数に基づいたドキュメントレベルの「ページランク」(調整可能)
重要性またはメタデータ(文字列、数値、日時形式)の順に表示します。
ビルトイン検索が重要である理由