MarkLogicデータハブサービス(DHS)は、サイロ化したデータを統合するための、完全に自動化されたクラウドサービスです。MarkLogicのデータハブをベースとしているため、アジャイルチームは業務利用と分析の両方を目的として、データの統合とキュレーションをすぐに開始できます。オンデマンドで容量を即座に追加できるほか、自動拡張、データベースの自動運用が可能で、実績あるエンタープライズデータセキュリティを確立できます。費用対効果に優れており、エンタープライズワークロードであっても変動に対応しながら料金を予測可能です。DHSのプロビジョニングは数分で完了し、お客様はMarkLogicデータハブ設定をすぐにデプロイできます。
MarkLogicとAWSは2009年から連携しており、AWS上のこのDHSサービスは16以上のAWSサービスを活用しています。その成果として、セキュアで弾力的に拡張できるサーバーレスのシングルテナントSaaSソリューションを実現しています。
AWSやAzureといったクラウドプラットフォームへの移行は、運用チームの有無に関係なく、ほとんどの人にとって初めての経験です。このセクションでは、クラウド移行を計画、準備、成功させるためのこれまでの教訓とベストプラクティスについてご紹介します。
MarkLogicデータハブサービスは、お客様の環境移行とミッションクリティカルなアプリケーションのために、シンプル、堅牢、現代的、セキュアなデータハブを提供するサービスです。
DHSは多種多様なデータをすべてそのまま読み込み、ソースデータを即座に分析できます。セマンティックモデルの構築、セキュリティとガバナンスの適用、標準APIによるデータアクセスなど、強力なデータキュレーション機能を提供しています。
DHSには、ハードウェア、ソフトウェア、運用、サポートが含まれています。これにより、予測可能な料金でエンタープライズグレードのパフォーマンス、信頼性、セキュリティを提供します。また、それまでに貯めたクレジットを使って追加料金なしで演算処理のバーストに対応できるので、拡張性と費用対効果が高いソリューションが実現されています。
DataOpsチームは、基盤インフラの運用の負担なく、データから差別化された価値を生み出すことに集中できます。DHSはデータ分析を加速させ、ビジネスに役立つインサイトをタイムリーに提供し、効率性を高めます。
DHSは、データの読み込み、検索、共有に関するオープンスタンダードをサポートしています。開発者は、Lamda、Glue、BeanstalkなどのAWSサービスを使用して、DHS上にデプロイされたMarkLogicデータハブをオーケストレーションできます。DHSは、REST、ODBC、Java SDKなどのさまざまなエンドポイントを提供しているため、データハブに安全にアクセスして操作を行うことができます。
CMSでは、Healthcare.govをわずか18か月で運用開始することができました。MarkLogicにより、運用開始からわずか5か月で、毎秒5,500件を超えるトランザクションを処理し、800万人を超える健康保険の申し込みに対応しました。
MarkLogicは、160,000人の同時ユーザーをサポートし、99.9%を超える可用性を実現しました。99.99%を超えるクエリで0.1秒未満の応答時間を達成しており、データの損失や不整合も発生していません
CMSでは、データを「そのまま」統合できるようになったため、複数の州、政府機関、健康保険事業者からデータを記録する必要がなくなりました。これにより、競争力のある健康保険オプションを利用者に簡単に提供できるようになりました。