リレーショナルデータベースでは達成できない課題や機会に対応するために、OECD(経済協力開発機構)では、複数の新情報データハブの基盤としてMarkLogicを選びました。OECDのO.N.E.(OECD Network Environment)では、世界中の40,000人を超える国家公務員に情報を提供し、さまざまな情報に安全にアクセスできるようにすることで、シンポジウムや政策委員会の準備をできるように支援しています。22,000冊の書籍、1,100冊の定期刊行物やシリーズ刊行物、83,000の憲章、4,700の多言語摘要、80の統計データベース、2,400のデータセット、指標、メタデータ、新規コンテンツをOECD.Kappaで統合することで、OECDは、経済および社会政策をリードするグローバルパブリッシャーとしての地位を確立しました。
今やMarkLogicは、OECDパブリッシングの目標である『いったん読み込んだコンテンツをOECD自身あるいは他のチャネルから提供する』ことに欠かせません。MarkLogicのおかげで、新たなデジタルコンテンツやサービスをより早くかつコスト効率良く提供できるようになりました」
トビー・グリーン
OECD、パブリッシング部門責任者
OECDは、MarkLogicの活用により、サイロ全体の構造化データと非構造化データを一元化されたデータハブに統合し、メタデータとデータの分類を改善して、スマート検索できるように情報を強化しています。また、高度なセマンティック機能とリッチな検索エンジンを組み合わせ、コンテクスト情報を活用することで、ナレッジへの迅速なアクセスや共同編集、高度な分析を実現しています。政府レベルのセキュリティと高可用性、そして拡張性も、OECDがMarkLogicを採用した理由です。
OECDでは、大量の重要情報を各国代表に提供することで、社会政策や経済政策に関する情報の出版基準を定めています。
O.N.E.のわかりやすいインターフェイスには、あらゆる機器からいつでもアクセスできるます。これにより、各国代表は、委員会前にOECD事務局と連絡を取り合って準備しておくことができます。
OECDのデジタルトランスフォーメーションへの取り組みは継続しており、それによる組織のコストおよび生産性のメリットも大きくなっています。
情報をより迅速かつ容易に読み込むことができるため、組織内のOECD.Kappaユーザーは、データ入力作業から解放され、コンテンツ管理者として専門的な作業に集中できます。
3つの新しいアプリケーションがすでに運用中で、OECDでは、OECD iLibrary、OECD.org、Google Booksなどのさまざまなチャネルでコンテンツを利用できるように計画しています。
OECDでは、短期間のうちに既存の製品コストを削減すると同時に、効率性に優れた新製品の運用も開始しました。
加盟国間の連携を推進する革新的なデータハブにより、OECDがどのように新しいオーディエンスを獲得しているのかご覧ください。
O.N.E.がOECDのデジタル変革の最初のアプリケーションであり、かつ主要コンポーネントになるまでのプロセス
OECDはリレーショナルからエンタープライズNoSQLへの移行後、どのように価値創出時間を大幅に削減したのか