ガートナーのクラウドDBMSレポートにおいてMarkLogicがビジョナリーに
| September 18, 2020

COVID-19によって、「絶え間ない急速な変化に対応できる柔軟なITインフラが企業には必要だ」ということにITリーダーたちは気づかされました。多くの場合、このようなインフラとして「クラウド」が想定されるでしょう。しかし手持ちのデータをクラウドに移行する場合、「いつ」「どうやって」「どのプラットフォームに」など、いろいろな要素を検討しなければなりません。ますます複雑化する多種多様なクラウドサービスから自分で選択しなければならないだけでなく、無数のベンダーが自分たちこそがベストだと主張しているなか、クラウドトランスフォーメーションというタスクは極めて困難なものとなります。

それでは、まず何をすべきなのでしょうか。ほとんどの組織では、レガシーなインフラがすでに大量に存在しています。このためインフラ全体をスクラップ&ビルドし、すべてをクラウド上に作り直すというのは負担が極めて大きく非現実的です。さまざまな選択肢を検討して要件のチェックリストを作成することもできますが、そのような機能比較はかなり大変な作業となりそうです。

ここでは、最初に考慮すべき全般的な問題および要件を取り上げてみます。

実現可能性

「実現可能性」は、クラウドへのアプローチを組織がどう考えているのかに関するものです。アプローチには「スクラップ&ビルドでクラウドに置き換え」以外の選択肢もあるでしょう。451 ResearchによるITリーダー調査によると、極めてミッションクリティカルなレガシーアプリケーションを現代化するにあたって、2つの方法が登場しています。「リフト&シフト」型の人気がなくなる一方、以下の2つの戦略の人気が高まっています。

  1. 「モダナイズ・イン・プレイス(その場所のままで現代化)」は、全体的な戦略においてハイブリッドクラウド環境を想定するものです。
  2. 「リファクター&シフト」は、「オフプレミスのクラウド環境への再デプロイの前に、クラウドネイティブのフレームワークでアプリケーションをリファクタリングする」というものです。

これら「モダナイズ・イン・プレイス」および「リファクター&シフト」はどちらも段階的なアプローチで、長期的に見た場合、成功の確率が高まります。とりわけ移行期間中も業務部門への提供を停止できないミッションクリティカルなシステムにおいてはそうです。いずれの戦略においても成功要因となるのは、既存のオンプレミスシステムをAPIの抽象化レイヤーでラッピングし、選択したクラウドプラットフォームにシームレスに移行できるテクノロジーです。この際、システムやAPI、および移行時期を柔軟に選択できなければなりません。

柔軟性

クラウドベースのインフラにより、企業に「アジリティ」がもたらされます。これはデジタルトランスフォーメーションの主要な促進要素となります。これについては、自分たちのデータ管理においてどのレベルの柔軟性が必要なのかを判断する必要があります。同一システムで複数のユースケースを扱う場合、特殊用途のエンジンを複数使用するのではなく、マルチモデルのプラットフォーム(ドキュメント、地理情報、リレーショナルとしてのモデリングが可能)1つを使用した方がよいでしょう。ガートナーによると、

開発担当者は、対象となるユースケースを実現するために1つの機能に特化したエンジンを複数利用するのか、あるいは既存のマルチモデルDBMSを選択するのかというますます困難な判断を迫られています。この問題はクラウド上の「アズアサービス」を選択する際に特に顕在化します。

マルチモデルの場合、対象ユースケースに応じて複数のデータモデルを適切にミックスできます。この際、データの整合性を諦める必要はありません。ほとんどのユースケースにおいてはこのやり方が適しており、費用対効果も良くなります。また複数のデータモデルを1つのプラットフォームで格納・クエリすることで、これまでにない柔軟性が得られます。

一元化

データとメタデータは一緒にトラッキングする必要があります。またデータを一か所で安全かつガバナンスが効いた状態で保持する必要もあります。今日、どのような作業においても専用のツールが存在しますが(データ統合、格納、検索、マスタリング用など)、それらを「つぎはぎ」してクラウドアーキテクチャを作成する必要はありません。すべての機能が1つのプラットフォーム上にまとめられていることで(複数のデータサイロではなく)、一貫性のあるリアルタイムのデータを確認できます。一元化されたアーキテクチャから得られる安全性やシナジーにより、持続性の高いデータアセットが得られるだけでなく、運用がシンプルになります。

現代的なクラウドベースのインフラへの移行は、デジタルトランスフォーメーションにおける重要なステップです。単純にクラウド上に新しいインフラを構築したうえで業務全体をそこにシフトさせれば、と考えることもあるでしょう。しかしそのやり方はリスクが高いです。柔軟な技術インフラによる従来よりも段階的なアプローチ(既存のレガシーシステムをラッピングする)により、業務を継続しながらリスク調整後のリターンが最も高いプロジェクトを最優先し、その後、継続的に内容を精査していけます。


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