Hannover再保険

約170億ユーロの総保険料を誇るハノーバー再保険(Hannover Re)は、世界で3番目に大きな再保険会社です。すべての種類の損害保険および生命保険の再保険を扱い、世界の全大陸で事業を展開しており、総従業員数は2,500人にのぼります。1966年に創立されたHanover Reグループは、現在、世界中に100を超える子会社、支店、事務所を保有しています。

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課題

ハノーバー再保険は再保険サービスのポートフォリオとして、hr | ReFlexを使用した次世代の自動引受ソリューションを提供しています。これはPOSとリスク評価を組み合わせた革新的なシステムであり、特に、デジタル対応の保険商品の展開、または営業活動にオンラインとモバイルチャネルを追加することを考えている元受の保険会社をターゲットとしています。同社は管理情報(MI/Management Information)に関して強力な機能を追加することで、顧客がすべての関連データにアクセスして全体像を捉えることができるようにしたいと考えていました。これによって顧客は、リスク分析とそれに基づいた適切な決定が下せるようになります。Hannover Reは、特に次のようなことが実現可能なインフラストラクチャを必要としていました。

多様で大量のデータを統合して管理

同社のプロジェクトチームは、データの性質から判断して、新たな自動引受システムの基盤としてリレーショナルデータベースが適していないことにすぐに気づきました。販売時点で生成されるデータは異種混合データであり(どの顧客も異なる販売プロセスと引受アプローチで作業しているため)、また、意思決定者がラボレポートやスキャン画像などの非構造化コンテンツを参照できるようにする必要がありました。さらに、これらの記録はリッチで複雑であり、中には数千ものデータ要素として捉える必要のあるものもありました。

完全な統合システムによって管理作業の負荷を低減

ハノーバー再保険の主要な要件は業務を複雑化させることなく、一貫した方法ですべての機能を提供できるプラットフォームを導入することでした。その目標はインデックスの一貫性や関連サービスのオーケストレーションを心配することなく、クラス最高の全文検索機能や言語学的機能とともに、構造化クエリを活用することです。他社のソリューションは独立した複数のコンポーネントの組み合わせ(例:データベースと検索エンジン)を使用しているため、開発と運用の面において大幅な複雑化を招いてしまいます。

優れたユーザー体験を提供

POSから適用されるデータはかなり詳細であり、何十万もの関連データポイント、健康状態や履歴などの情報を含んでいます。これらすべてのデータポイントは、リスクプロファイルの分析や、これまで判明していなかったリスクパターンの発見、ビジネス運用を改善するためのオプションを提供するなどの目的で、統合検索(構造化および全文)によって完全に利用できる必要があります。

リスクの最小化

データには慎重に扱う必要のある健康情報が含まれているため、ハノーバー再保険にとってセキュリティが非常に大きな懸念事項となっていました。チームはオープンソースソリューションを検討しましたが、セキュリティが不十分であることが判明しました。


ソリューション

MarkLogicデータベースは、hr | ReFlex製品スイートに含まれており、分析アプリケーションの基盤となるデータベースとストレージレイヤーとして機能します。すべての関連情報の全体像(360度ビュー)を提供するクラウドベースの分析アプリケーションは、世界中の顧客にSaaSとして提供されます。

MIコンポーネントは、中央のデータウェアハウスに収集された顧客データに対する優れた分析機能を提供します。導入されたhr | ReFlexでは、保険の申し込みがデジタルでの保険販売プロセスのさまざまなステージを進む間に、その申し込みのデータをMIが収集します。いずれのステージでも情報(申請者の健康状態など)が記録され、集約されたリスクプロファイルをより深く把握するために分析することができます。また、それらのリスクプロファイルは保険会社と再保険会社の記録として残ります。このソリューションは、オンラインでの申請プロセス中に提示された詳細情報(生命保険契約に関して申請者が宣言した、健康状態に関する詳細情報を含む)を分析する機能を提供します。

リレーショナルデータベースやオープンソースデータベースなどのオプションも検討しましたが、私たちの目標を満たしてくれる最適なオプションはMarkLogicデータベースであることが分かりました。次世代のhr | ReFlexを実現するために必要なインフラストラクチャを提供してくれるからです。そのアジャイル性によって大量の異種データを「そのまま」読み込むことが可能であり、またセキュリティや弾力的な拡張性などのエンタープライズ機能によって、最も要求の高いお客様にもグローバルなスケールで対応することができます。結果としてユーザー体験と、お客様が自社のリスクプロファイルを最適化する能力が大幅に改善します。

Jens Blohm氏、北部および中央ヨーロッパ担当生命保険マネージングディレクター兼生命保険ビジネスグループCOO。生命保険の領域におけるハノーバー再保険のシステムとサービスポートフォリオを担当。

利点

MarkLogicデータベースは、Hannover Reの新しいhr | ReFlex製品スイートを実現するインフラストラクチャを提供します。カスタマーサポートのレベル向上により、ハノーバー再保険の顧客からは「期待を超えている」との報告が寄せられています。これはつまり、業界における競争優位性も向上しているということです。具体的な利点は次の通りです。

顧客満足度の向上

ハノーバー再保険の新たな分析機能は、申請やプランに関するより優れたインサイトを提供することができるため、顧客から広く好意的に受け入れられています。このインサイトはリスクを考慮してより適切な判断を行ったり、カスタマージャーニーを通してフィードバックを得るために役立ちます。

リスク管理

すべてのデータの全体像(360度ビュー)を把握することができるため、データを分析して、契約したビジネスの性質およびそれに伴うリスクに関して相互により深く理解することができます。さらに、MarkLogicデータベースのセキュリティ機能(データフラグメントの匿名化、トランスポートレイヤーの強力なセキュリティ、エンタープライズレベルの認証および認可メカニズム)は、チームのデータを確実に保護するため、ハノーバー再保険の意思決定プロセスにおいて極めて重要な役割を果たします。

複雑さとコストの低減

MarkLogicはデータを「そのまま」取り込むため、ハノーバー再保険はコストと作業時間のかかるETLツールを必要としません。チームは、ユニバーサルインデックステクノロジーのおかげで、優れたデータベース、検索およびプログラミング機能を提供する単一のプラットフォーム製品ですべての設計目標を達成できました。また、既存のスタッフが最小限の追加トレーニングのみでMarkLogicデータベースを導入し、管理しています。

リアルタイムでの情報入手と拡張性

中央の分析データウェアハウスは、世界中の多数のインストレーションからのデータをホストするように設計されました。法的な制約と分析上の重要性(医療時系列)により、システムは各クライアントインストレーションからデータを10年分収集することが期待されています。全体として、システムは何百万のドキュメントをリアルタイムで効果的に管理できるよう設計および構築されています。

導入事例

ALM
American Psychological Association
American Society of Agronomy
Bowker
Broadridge
BSi Group
CABI
Codifyd
Condé Nast
CQ Roll Call
De Gruyter
EBCONT
Elsevier
Fairfax County, Virginia
Federal Aviation Administration
グローバルなNPO
Hannover再保険
Healthcare.gov
HEROLD.at
Informatics Corporation of America
Institute of Engineering and Technology
Institute of Physics
投資銀行
投資銀行(大手1行)
投資銀行(大手5行)
JWG Group
Klopotek
Lagardère Active
M*Modal
Mitchell 1
MVB
National Archives & Records Administration
OECD Publishing
Oxford University Press
Press Association
Princeton Theological Seminary
Reed Business Information
Royal Society of Chemistry
RSuite CMS
Springer
Thieme
Triumph Learning
University of Virginia
Warrior Gateway
Wiley
Yell.com